フォトリーディングの通信講座を申し込んだ時についてきた書籍です。以前読んだことがありますが、今回再読しました。
本書を読んでほしい方
本書を読んでほしい方は、ずばりフォトリーディングを身につけたい方です。
では、どんな人にフォトリーディングが向くのかといえば、必要な情報を今まで以上に早く手に入れたい方です。
著者の紹介
ポール・R・シーリィ
フォトリーディング・ホール・マインド・システムの開発者です。神経言語プログラミング(NLP)、加速学習における世界的権威です。
著書に『潜在能力であらゆる問題が解決できる(フォレスト出版)』『潜在能力でビジネスが加速する』があります。
本書はフォトリーディングについての書籍であり、開発者が書かれた本です。なので、内容については十分に信頼できます。
構成と読みやすさ
本書は以下のような構成になっています。フォトリーディングの説明については第Ⅱ部です。フォトリーディングのやり方をしりたい方は第Ⅱ部を先に読んでも良いかもしれませんね。
25分で、この本を読んでみましょう
第I部 拡がる人生の選択肢
- 第1章 こうして、フォトリーディングは生まれた
- 第2章 古い読書法に固執するか?それとも
第II部 フォトリーディング・ホール・マインド・システムを学ぶ
- 第3章 ステップ1 準備
- 第4章 ステップ2 予習
- 第5章 ステップ3 フォトリーディング
- 第6章 ステップ4 復習
- 第7章 ステップ5 活性化
第Ⅲ部 スキルを活用し、マスターしよう!
- 第8章 フォトリーディング・ホール・マインド・システムを生活の一部に
- 第9章 フォトリーディング・ホール・マインド・システムで勉強しよう!
- 第10章 究極の読書法で生涯学習ーシントピック・リーディング
- 第11章 最強のビジネスツールーグループ活性化で情報共有
- 第12章 フォトリーディング経験を豊かなものに
- 第13章 「天才」を目覚めさせよう! ダイレクト・ラーニング
- 第14章 フォトリーディング・ホール・マインド・システムの極意
フォトリーディングとは
フォトリーディングは正式には『フォトリーディング・ホール・マインド・システム』の略称名です。一般的に言われる速読法というより情報収集能力の向上に役立つように感じます。
フォトリーディングは以下のステップで行います。
予習
フォトリーディング
復習
活性化
詳細は本書を読んで頂きたく思いますが、準備で読む目的を明確にし読み始めるのが特徴です。
フォトリーディング能力を向上させるために
フォトリーディングは技術です。技術を習得するためには練習も必要ですし、時にはその能力を向上させるためのトレーニングも必要です。
フォトリーディングのトレーニングには以下のようなものが役立つようです。
瞑想
記憶法
夢の活用
視覚トレーニングですが、視力回復のアプリもあります。そういうのも役に立つかもしれません。フォトリーディングはリラックス舌集中状態に入るのが大切です。瞑想によってリラックスした集中状態に入るためのテクニックを磨くことに役立てることができそうです。
記憶法は無意識レベルに落とし込んだ情報を言語化するために役立つようです。ですが、個人的にはどのような方法があるのかわかりませんでした。
夢は無意識レベルに取り込んだ情報を活性化しやすくするものです。朝起きたとき、見た夢を思い出して書いてみるのが良いようです。これについては、ウェブで否定的な意見も書かれています。が、わたしは夢日記をつけるようにしています。
シントピック・リーディング
『本を読む本』の書評において「シントピカル読書」に触れたのですが、このとき読書の最終型と書きました。シントピック・リーディングもシントピカル読書と若干やり方は異なるものの目的は一緒です。なので、最終的にはこのようにして意見がまとめられるようになるのが願望です。
シントピック・リーディングの手順はおよそ以下のようになります。詳細は本書を読んでいただけると幸いです。
文書リストを作る
すべての本をフォトリーディングする
シントピック・マップを作る
関連箇所を見つけ出す
意見をまとめる
まとめ
わたしは今回フォトリーディングの通信講座を受講しました。その中に本書が含まれていましたので、フォトリーディングの練習も兼ねて読みました。
フォトリーディングを実務として利用したいというのが目的なら本書だけでも十分にできると思います。通信講座では音声がついてきますので、アファメーションなどがわかりやすいです。また、フォトリーディングをした内容をどのようにまとめればよいか資料がついてきますので、その点では役に立ちます。また、フォトリーディングには対面の講座もありますから興味のある方は利用されてもよろしいかと思います。
いずれの場合でもテクニックとして身につけるまで訓練することが大切のようです。