立花B塾で主催者の立花岳志さんより紹介された本です。課題図書というわけではありませんが、せっかくなら次回の研修までには読んでおきたいと思い、今回読むことにしました。
目次
上司や家族、周りに気を使ってばかりの方にオススメです
上司や家族、周りに気を使ってばかりで何か物足りなさを感じている方、自分ファーストで生きたいと思っている方は一読の価値があると思います。
著者の紹介
鳥居祐一
作家、パーソナルブランディング・コンサルタント。1961年横浜生まれとのことです。
5歳から10歳まで米国ニューヨークで育ち、トータルで在米期間が20年以上もあるとのことです。
長年人間の行動と心理を研究し、日米の多くの億万長者との交流から金儲けの理論を学んでいます。その後、米国の成功哲学で学んだ理論を実践することで、理想的なライフスタイルを手にすることができました。
著者の名前は本屋でも見かけるので存じ上げておりましたが、著書を手にするのは今回が初めてです。略歴を拝見すると多くの成功者を輩出した米国の成功哲学を学び実践されているようですので、本書のような内容には信頼性が高いと思います。
構成と読みやすさ
本書は以下のような構成になっています。口語調で書かれているので、すぐに読めると思います。流し読みしてしまうと1日で読み終えます。繰り返し読んでも良いかもしれません。
第1章 「自分らしく生きること」を遠慮しない
第2章 「健全な図々しさで付き合うこと」を遠慮しない
第3章 「富としあわせを求めること」を遠慮しない
第4章 「自分をアウトプットすること」を遠慮しない
おわりに
「遠慮しない生き方」とはありのままの自分でいること
著者の考える「遠慮しない生き方」とはどういう生き方でしょうか。著者は、『はじめに』で、以下のように示しています。
「遠慮しない生き方」というのは、自分が好きなありのままの自分でいることです。常に焦点を自分に合わせて、自分がいいと思うかどうか、自分がそれを好きかどうかだけで物事の判断をすること。(6ページより)
決して我儘にして良いというのではなく、自分の思いがあったらその思いに従って行動する、そのような生き方を言っています。
また、以下のようにもいっています。
「遠慮しない生き方」とは、「自分を尖らせる生き方」と言い換えることができます。(11ページより)
「自分を尖らせる生き方」をするために、第4章でアウトプットについて書かれているのかと感じました。
現在は「個人の時代」といわれています。こういう時代だからこそ、著者の考える「遠慮しない生き方」が大切なのかなと思いました。
「遠慮しない生き方」のための人との付き合い方
「遠慮しない生き方」をすれば、人から嫌われるようになります。だからといって人との付き合いを閉ざすことを著者は勧めていません。付き合う人を選ぶことを勧めています。
付き合う人によって、あなたの人生はガラリと変わります。ダイヤモンドがダイヤモンドでした磨けないように、人は人でしか磨かれないのです。(79ページより)
付き合う人によって、人生が上昇することもあれば下降することもある、誰と付き合うかは自分の人生を豊かにするために重要だとしています。
そして、「この人は」と思う人に出会ったら、遠慮せずに付き合ってもらえるように努力することが大切としています。
「遠慮しない生き方」のためにオンリーワンをめざす
「遠慮しない生き方」をし「自分を尖らせる生き方」をするにはできる限りオリジナリティのあるものを持っている方が強みになります。オリジナルのものを持ってオンリーワンになるのです。
あなたのオリジナルのものをとことん尖らせていくと、人間関係やビジネスが深っていくという仕組みです。(121ページより)
では、オリジナルのものを作るのでしょうか。それには二つのものをかけ合わせると良いとしてます。まず、今の職業や肩書きに注目します。そして、それに何かプラスアルファできないかを考えると良いといっています。
また、人に聴くことも勧めています。なぜなら、自分のオリジナルは自分ではわかりにくい場合もあるからとしています。教えてもらったものの中に自分のオリジナリティという宝物を発見しにいくのです。
さらには、先程のプラスアルファと関係しているように思いますが、より上を目指すのではなく幅を広げることを勧めています。上を目指しても上には上がいます。そこでのオンリーワンを目指すのは至難の業です。幅を広げていく方がオンリーワンになりやすいとしています。
まとめ
著者の考える「遠慮しない生き方」は今の時代には必要ですし、これからの時代にはどんどん必要になってくるように感じました。「遠慮しない生き方」というタイトルには受け入れられない方もいるかもしれませんが、内容は今の時代にマッチしているように思います。
たとえ、今会社に所属していても、その会社が守ってくれるとは限りません。そういう時代だからこそ、こういう考え方があっても良いのでは、と思いました。
わたしは今現在ブログを書いていますが、いずれはメルマガもやってみたいですね。