書評

【書評】初めての人のための資産運用ガイド|ゼロ円からでもできる(かもしれない)資産運用

自分が投資を始めるきっかけとなったのが、著者の書籍でした。
すでに投資は行っていますが、初心に帰るために読むことにしました。

本書を読んでほしい方

投資には興味があるけれども、まだ投資を行っていない方。
投資はどのように行えば良いのかわからない方。

著者の紹介

内藤忍

株式会社資産デザイン研究所 代表取締役社長。
一般社団法人海外資産運用教育協会 理事長。
1964年生まれ。東京都経済学部卒、MITスローン・スクール・オブ・マネジメント(MIT)卒。
1999年マネックス証券株式会社lの創業に参加。
内藤忍の公式ブログ

構成

本書は以下のような構成になっています。

Part1 日本人はなぜお金を増やせないのか
Part2 お金が貯まる人の心の持ち方
Part3 試算運用するための準備
Part4 100円から資産運用を始めよう
Part5 口座を使い分け、さらに資産を増やす

要約

「人生100年時代」と言われるようになって、自分が働くだけでなくお金にも働いてもらう必要が出てきました。
ですが、学校ではどうやってお金を働かせるのか教えてくれません。
本書は学校で教えてもらうことのない人のための指南書として、長期、分散を基本として資産運用を説いています。

ポイント1 アセットアロケーション

著者の資産運用の一つ目のポイントは、分散です。
ここでいう分散とは、どういった投資先にどれだけの資産を投資していくかというものです。
これを著者はアセットアロケーションと表現しています。
証券会社ではポートフォリオを表現しているところもあります。
ただ闇雲に分散するのではなく、リスクの大きさで分けていくことを薦めています。
具体的には、以下の投資先に分散することです。

  1. 日本株式
  2. 外国株式
  3. 日本債券
  4. 外国債券
  5. 流動性資産
  6. その他の資産

大きくは、株式か債券かで分けます。
次に日本国内か国外かで分けるのです。
株式か債券かは変動が大きいか否かの観点、日本国内か国外かは為替リスクの観点からの分散です。
さらに金や原油などのコモディティをその他資産と持つようにします。
そこに自由になるお金として流動性資産を別に持っておき、リバランスに役立てます。

ポイント2 長期投資

そもそも株価や債券がどのように変動するかというのはシロートが判断するのは難しいものです。
著者はそのための対策として長期投資を紹介しています。
長期で資産を積み立てていくことで、暴落が起こっても大きな損害を出さないようにしていくのです。
ですから、現金資産が現在たくさんあってもあえて月ごと、週ごとなどに分けて、分散して積み立てていくのが良いとしています。
そのときに定額購入していくことで、ドルコスト平均法を用いることができ売買のタイミングを平均化することができます。

ポイント3 リバランス

資産は長期に保持していくと、当初描いていたアセットアロケーションから分散割合が変わってきます。
なので、定期的な見直しが必要です。それがリバランス(資産配分率の修正)です。
著者は3ヶ月に1回の資産状況チェック(モニタリング)と1年に1回のリバランスを紹介しています。
実際、私もこの運用方法をとっています。3ヶ月に1回はチェックを行い積立額を見直しています。1年に1回は現在保持している購入商品を半分現金化し、積立の見直しに利用しています。

まとめ

本書ではサブタイトルが『100円からはじめる“ほったらかし投資”入門』となっています。
ですが、今はポイントで投資ができる時代です。
ポイントで投資信託が購入できるのはもちろん、本書で紹介されているETFも定額購入できます。
つまり、無料でできるのです。
このようなチャンスを試さないのはもったいないです。元手が無料でできるのですから。
『無料からはじめる“ほったらかし投資”』を始めてみても良いかもしれません。