今回紹介するのは昨年発行された「Google Adsense マネタイズの教科書」です。わたし自身、ブログをやっていてGoogleAdSenseのことは知っていました。ブログで収益化を目論んでいますので、とても興味のある本でした。
目次
本を紹介する理由
今このブログを読んでいただいている方の中にはサイトを開設していらっしゃる方も多数いらっしゃると思います。そこにはGoogle AdSenseを貼り収益化を目指されている方もいらっしゃるでしょう。でもなかなか収益が上がらない。そういう悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。このように今書いているわたしもその一人です。少しでもブログでの収益化に役立つならと思い、本書を手にしてみました。
本書は帯に書かれているように10年先も安定してサイトで稼ぎ続けるための方法が述べられています。どんなサイトを作ればよいのかということから書かれている書籍ですので、今どのようなサイトを作ろうとしているのか悩まれている方やサイトをリニューアルしたいと思われている方に役立つ一冊になるかと思います。
著者の紹介
のんくら
収益の6割以上がアドセンスという「アドセンサー」の先駆者です。日本アフィリエイト協議会の「アフィリエイトValuablePlayer2016アフィリエイター部門」を受賞しています。アフィリエイト以外にも、企業や個人のウェブサイトのプロデュース&コンサルティング、企業アプリのデータ開発におけるエグゼクティブアドバイザーを務めるなどIT業界で活躍されている方です。
a-ki
2000年ごろより趣味のギターをテーマにしたWebサイトの運営を開始しています。個人の知を後進にアーカイブするための「情報サイトのオーソリティー化」を提唱しています。
石田健介
2007年にGoogle株式会社に入社し、AdSenseチームで広告収益向上のコンサルティングを行ってきました。2015年Googleを退社し独立、webサイト・アプリの広告収益向上コンサルティングなどを行っています。著書に「本当に稼げるGoogle AdSense」があります。
染谷昌利
WEB広告の専門家。書籍執筆、企業や地方公共団体のアドバイザー、講演活動なども行っています。「ブログ飯」「世界一やさしいアフィリエイトの教科書」など多数の著書があります。
構成と読みやすさ
本書は以下のような構成になっています。本書はすぐにでも稼げるようなノウハウは書かれていません。じっくりと稼ぎ続けるためのサイト作りについて書かれた書籍です。そのために必要となる考え方や手法が散りばめられています。
Chapter_1 長期間アクセルが集まり続ける「テーマ」の選び方
Chapter_2 アクセス数を安定させる「SEO戦略」
Chapter_3 読者にも検索エンジンにも好まれる「サイト構築法」
Chapter_4 稼ぎ続けるための「AdSense」の運用方法
Chapter_5 「オーソリティーサイト」になって信頼と権威を積み重ねよう
Chapter_6 10年先も安定して稼ぐために
長期間アクセスが集まる「テーマ」
ブログには雑記ブログと特化ブログと2つの区分けがあります。本書では特化ブログについて書かれています。なので、雑記ブログを書いているわたしにはとても困った内容でした。
特化ブログでも長期間アクセスが集まる「テーマ」について本書では以下のように述べています。
①流行り廃りのないテーマ
②トレンド系はAdSenseに向かない
③時代によって変化しないテーマ
④衣食住やライフラインに関係するテーマ
➄ユーザーのキャパシティが多いテーマ
⑥広告をクリックしやすいユーザー層が集まるテーマ
⑦適度なボリュームで収まるテーマ
⑧ライバル(アフィリエイター)が少ないテーマ
⑨運営者ではなくサイトそのものが評価されるテーマ
⑩大きな市場のテーマ
ひとことでいうとロングセラーでブルーオーシャン市場のテーマを選べということでしょうか。言われていることは言葉としてはわかりますが、いざどういうテーマかというと皆目見当がつきません。
Googleの評価の高いコンテンツ
AdSenseで稼ぎ続けるためにはGoogleでどのように評価されているかも注目に値します。本書では、以下のように述べています。
人の役に立つコンテンツ、人に感動を与えるコンテンツ、人が喜ぶコンテンツでユニークスコアの高い(他にはない)コンテンツを作れば、人間の思考に近づこうとするGoogleの評価が高まっていくのです。
Googleを追い求めてSEOを考えるのではなく、読む人のことを考えたコンテンツ作りが重要だとしているのです。そうすることで人間がGoogleに合わせるのではなく、Googleが人間に合わせるようになると考えています。それが究極のSEOと考えているのですね。
まとめ
ひととおり読み終わって、本書はわたしが読むにはまだ早すぎました。もっと書くことに慣れ、次のステップに踏み出すときには役立つ一冊だと思いますが、まだわたしはそこに至っていないません。その意味でまだ早すぎたと感じます。
もっとブログをたくさん書き、自分のブログの方向性が見えてきてから再度読み直してみたいと思います。