書評

魔法を召し上がれ|映像化されたならぜひ見たいと思った一冊

読書メーターの献本プレゼントで当たり、読むことにしました。分厚くて読み終わるまでに時間がかかりました。

魔法を召し上がれ

主人公は若手マジシャン ヒカル

若手マジシャン ヒカル

レストランでテーブルマジックを披露する若手マジシャン。

人型ロボット ミチル

ミチルは老紳士からヒカルに託され、ヒカルと一緒に暮らすようになる。

物語はレストランでのマジックから始まります

湾岸町のレストランで働くマジシャン・ヒカル。ヒカルはテーブルを巡り、料理を楽しんでいるお客様にマジックを披露しています。ヒカルは高校生の時突然この世から消えた美波を忘れられずにいます。
ある時、レストランに老紳士がやってきて、ロボットを託していきます。この日からヒカルとミチルの生活が始まります。

物語の世界観は「再生、調和」

本書では、ヒカルを中心として多くの人が絡んでいきます。それはロボットだったり、ある時は恋人を殺した男だったりします。そのような人たちと出会いながら、彼自身が再生していく物語です。

感想

本書を読み終わって、後味が良かったです。決して面白いというのではなく、心が安らぐような後味でした。ヒカルとミチルの掛け合いは楽しそうです。こんなロボットが家にいてくれるといいなと思わせてくれるものでした。一方でヒカルの芯の強さも感じました。「マジシャンはノーと言ってはいけない」という信念を持ち、恋人と対峙するところはスリリングな感じを受けました。また、美波との出会いまでの時間は魔法でした。
映像化して欲しい物語のひとつでした。