書評

思考力を高めて他の人より一歩先を行く|勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力

今回紹介するのは再読本で勝間和代さんの『勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力』です。勝間和代さんといえば、最近バラエティ番組に出演するを止めるとおっしゃったそうです。個人的には賛成です。勝間和代さんは著述家のイメージが強くどちらかといえばバラエティ番組に出ることに違和感を感じていました。本書は2008年に発行された書籍です。中に書かれているお勧めの書籍やアイテムは古い感じがしますが、書いてある原理・原則は今でも使えるのではないかと思い、再読しました。

本書を紹介する理由

思考力を高めたいと思っている方がその方法を探すのに役立つと考えています。

著者の紹介

勝間和代

経済評論家。早稲田大学ファイナンスMBA。ウォール・ストリート・ジャーナル「世界の最も注目すべき女性50人」選出。
著書には本書以外に以下のようなものがあります。
無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法
効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法
断る力

構成と読みやすさ

本書は以下のような構成になっています。7つの思考力について説明されています。具体的に高めていきたい思考力についてはそれぞれのお勧め本やアイテムを利用すると良いでしょう。先にも書きましたが、本書の初版が2008年です。なのでお勧め本やアイテムはちょっと古いかなとかんじるところもあります。そういうときは新しいものを探すのも良いと思います。

第1章 「ビジネス思考力」を定義する!
第2章 ビジネス思考の基礎となる7+1の力
第3章 一つめの力 論理思考力
第4章 二つめの力 水平思考力
第5章 三つめの力 視覚化力
第6章 四つめの力 数字力
第7章 五つめの力 言語力
第8章 六つめの力 知的体力
第9章 七つめの力 偶然力

ビジネス思考力とは

本書ではビジネス思考力を以下のように定義しています。

ビジネスを遂行するうえで、日常的に役に立つ、他の人より一歩先を行くために必要な基礎的なものの考え方

ビジネスを行なう上での基礎的な考え方やテクニックということでしょうか。仕事につく上で資格や検定試験がどうしても目立ちます。わかりやすいからです。ですが、脳力は資格や検定試験だけでは測れないものもあります。それがここでいうビジネス思考力かなと感じました。

本書では思考の段階についてベンジャミン・ブルーム博士の思考の六段階を参考にしています。思考の六段階は『知識→理解→応用→分析→統合→評価』であり、これを繰り返せばビジネス思考力は高めることができるとしています。

名称をつける

本書を再読して一番印象的だったのは以下のところです。

私が、「Giveの5乗」とか「仏教の三毒」など、多くのことにいろいろと名称をつけているのは、そうすることによって、フレームワークとして頭に残りやすくなるためです。

樺沢紫苑さんも実践されていますが、多くの人が名前をつけるということをしています。そして同じようなことをおっしゃっていたと記憶しています。

名前をつけるということが記憶に残しやすい、だからこそ、多くの方が実践しているのだと感じました。

先人のフームワークからまなぶ

先人のフレームワークから学び、自分のフレームワークを作っていく。これが本書の一番いいたいことなのではないでしょうか。

先人の優れたフレームワークを学びつづけるなかで、自分自身の新しいフレームワークを発見し、そこにセレンヂビティが生まれて、周囲の人たちと幸せを分かちあう新しい関係性がつくられる、そして、それがまた新しい喜びにつながる

先人のフレームワークを活用することによって新しい世界を見つけ出せるようになることが本書が読者へ期待することではないかと感じました。

まとめ

わたし自身、最初に本書を読んだ時、何も学ばなかったように思います。本書に書かれていることはいくつかトライしたのですが、ものになりませんでした。ですが、今読むと本書にはとても大切な原理原則が書かれているように感じました。
他の方の書籍を読むと、本書で書かれているフレームワークを利用したのかなと思えるものが少なからずあります。そのくらい実は大切で基礎的なことが本書には散りばめられていると感じました。