書評

「好きなことだけ」して生きていくために必要な3つのこと|「好きなこと」だけして生きていく。

立花B塾で課題図書として出されたため。読みました。

「好きなこと」だけして生きていく。

目次

本書を読んでほしい方

「好きなことだけをして生きていく」ことが可能かどうか知りたい方におススメです。

著者の紹介

心屋仁之助

心理カウンセラー。兵庫県生まれ。『一生お金に困らない生き方』等多数の著書があります。また、「心が風に、なる」というブログを解説しています。
https://ameblo.jp/kokoro-ya/

著者の書籍は以前『50歳から人生を大逆転』という書籍を読みました。

構成と読みやすさ

本書は以下のような構成になっています。以前著者の書籍を読んだときにも感じましたが、とても読みやすい文体です。

第1章 頑張って生きても得るものはない
第2章 好きなことをして生きていると幸せがやってくる
第3章 好きなことをして生きる考え方
第4章 好きなことをして生きるコツ
第5章 好きなことがないという人のために

他力

著者は『他力』という考え方をよく示しています。「自分がやらなければならない」「自分が頑張らなければならない」というのではなく他人の力を借りることを勧めています。それは傲慢になるのではなく、そこに感謝の気持ちがあれば、他人の力を借りるのも良いというのです。自分だけでやろうとするには限界があります。他人の力を借りれば、一人の力ではできない大きなこともできます。

困ったときはお互いさま

これが著者の話のキモのように思いました。

嫌なこと

著者は『好きなことをするには一番嫌なことをする』と言っています。一見矛盾するような言い方ですが、好きなことをしようとすれば、周りに迷惑をかけるかもしれません。それまでの安定を失うかもしれません。そういったことを受け入れた結果で好きなことをすることができるようになるというのです。実際、それをしたくないから好きなことをするのを諦めてしまう場合もあります。

わたしはすでに会社を退職しています。自己都合での退職です。会社を辞めることで今このようにブログを書けいてます。

好きなことをするには自分が一番嫌なことを最初にしなければならないのです。

好きなことがない

本書では最終章が『好きなことがないという人のために』となっています。この章が興味深かったでした。わたし自身、本当に好きなことがわかっていないからです。そのことを考えながら読み勧めていくうちに二つの理由があるように感じました。ひとつは今がそこそこ幸せに感じていること、もうひとつは本書に書かれている『一生お金に困らないとしたら、何がしたい?』と自分に問いかけてわかりました。こんなことを言ってはいけないと思っていたのだと思います。

わたしはテレビが好きなんです。よく見ていました。昔ブログを書いていたときにもテレビドラマの感想を書いたりしていました。ですが、ある時からテレビなんて良くないという価値観に縛られてしまったのです。それからテレビを見ないようにしました。最初は見ないことが苦しみでしたが、今では見なくても特にどうということはありません。というより家にテレビはありません。

まとめ

「好きなこと」だけして生きていく。そのためには他人の力を借りることを拒まない、そして感謝をする勇気、一番嫌なことができる覚悟、自分に素直になることが必要なのかなと思いました。そして、今「好きなこと」をして生きているかと自分に問いかけるキッカケになった一冊でした。

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