今回紹介するのは「50歳から人生を大逆転」です。自分が50歳を過ぎてどのように生きていけばいいか、そのようなことを振り返るために読んでみようと思いました。 同著書の著書は今まで読んだことがなかったので手にとったときは興味津々でした。
目次
本書を紹介する理由
生きているのに疲れているお父さんお母さん、定年を迎えるにあたってどうしていけばいいか悩んでいる会社員が次のステップに進むにあたりどう考えれば良いのかを考えるときに役立つのではないかと思います。
著者の紹介
心屋仁之助
心理カウンセラー。『一生お金に困らない生き方』等多数の著書があります。また、「心が風に、なる」というブログを解説しています。
https://ameblo.jp/kokoro-ya/
構成と読みやすさ
本書は以下のような構成になっています。著者の人柄が表れているのか、とても読みやすい文体です。
第1章 人生を幸せに、自分らしく、自由に生きる
第2章 不安と心配が人生から消えていく「言葉」
第3章 50代からは、好きなことだけをする
第4章 なんとなくやりたいことを、なんとなくはじめよう
第5章 イヤなことをしない勇気が、人生をガラリと変える
第6章 「あの人の問題」が50代から消えていく考え方
迷惑をかけないようにがんばるということは、自分らしく生きるのを放棄すること
著者は50代になってそろそろガマンする人生を止めても良いではといっています。ガマンすることをやめて、幸せで自分らしく生きることを勧めています。そのためのコツは「わがままに生きること」だというのですね。なぜなら、自分らしく生きることは人に迷惑をかける仕組みになっているからだというのです。
そして、迷惑ばかりかけている人にあるのが「感謝」だとするのです。
「すみません」(謝)
「ありがとう」(感)
わたしはこのことで気づかされました。感謝は「ありがたい」という感情を表すものと思っていましたが、そこには「すみません」というお詫びの意味も含まれていたのですね。お詫びと書きましたがそれは卑屈になる意味ではなく、むしろ「助かる」というお礼の意味なのではないかと思ったのです。
だから著者は感謝の気持ちをもって堂々と人に迷惑をかけていいとしているのです。
「どうせ」+「ポジティブなほうの現象」を言ってみる
著者は「どうせ」+「ネガティブな言葉」の組み合わせをやめるよういっています。「どうせ」のあとには「やっぱり」と続く
言葉が続くというのです。「どうせ」に続く仮定の言葉に対して「やっぱり」に続く言葉で、それを証明しているというのですね。
それならということで「どうせ」というネガティブな言葉のあとに「ポジティブな現象」をつけてみる。その方法で自分の思い込みを変えてみる。そうすると現実が変わったというのです。
現実を良くするのって簡単な方法です。
「Do(する)笑顔」ではなく「Be(なる)笑顔」
著者は次にようにいっています。
「笑わない」のはすごく大事なこと
そんなに笑わなくていいというのですね。笑うことは良いことなのですが、いつでも笑っている必要はないというのです。
それよりも感情を正直に表に出すことを勧めています。
だからこそ、笑いたい時心のこもった笑顔でいられるということなのではないでしょうか。
ふだん苦虫を噛みつぶしたような顔をしていても、おかしいときには腹を抱えて笑える。そんな人が魅力的なというのですね。
まとめ
わたしも現在50代です。本書に書いてあることを少しずつ進めていければと思います。まずは感謝日記を始めました。時間がかかりそうなのがBe笑顔。少しずつでもBe笑顔が出せるようになりたいものです。
そして、忘れてはならないのは次の言葉です。