書評

50代からの稼ぐ力|稼ぐ力は会社にいる間に身につけよう

すでに50代を迎えたわたしにどんな稼ぎ方があるかを知りたいと思いました。

本書を読んでほしい方

50代を迎えた会社員の方、できればこれから50代になる会社員にお勧めです。

著者の紹介

大前研一

1943年福岡県生まれ。72年に経営コンサルティング会社マッキンゼー・アンド・カンパニーへ入社されています。94年に退社され、ビジネス・ブレイクスルー(BBT)代表取締役会長、BBT大学学長などを務めています。
著者のウェブサイトはこちらになります。⇒ http://www.kohmae.com/

本書は経営コンサルタントだったり、起業家を育てたりといったことに携わってきた著者の一冊です。きっと稼ぐためのヒントが隠れています。

構成と読みやすさ

本書は以下のような構成になっています。著者の文体らしい書籍となっていますが、平易な言葉で書かれているので読みやすいです。

第1章 2040年に「老後」は存在しない
第2章 人生を「国任せ」にするな
第3章 会社を実験台にして「稼ぐ力」を身につける
第4章 お金を生む発想力を磨く
第5章 稼げるビジネスはこれだ
第6章 稼いだお金は死ぬまでに使い果たそう

稼ぐ力は会社にいる間に身につける

本書では稼ぐ力を身につける方法として3つあげられています。ひとつは「稼ぐ力は会社にいる間に身につける」ということです。

すでに退職してしまっているわたしには、これは困ったことなのですが、読むと言っていることは正しいなと思います。会社でスキルを磨くことは当然できます。また副業、兼業も認められるようになってきました。まず会社にいる限り給料はいただけますので、スキルを向上させて新しいことにトライしていくのはいいなと思います。

万一、副業、兼業が認められない場合でもブログやYouTubeを行うことはできます。会社にいる間にそこから慣れていくのも手だと思います。

発想力

稼ぐ力のふたつめは「発想力」です。

本書ではシニアの成功のカギは「アイデア」としています。「ドゥ・モア・ベター」(より良い物を作る・売る)では大手には敵わないといっているのです。

そのやり方として「もし〇〇会社の社長だったら」などのシュミレーションをすることを勧めています。こういう考え方は大学の先生らしいなと思いました。まだわたしはこれをやっていませんが、発想力を向上させるためにトライしてみたいなと思いました。

稼げるビジネス

最後は稼げるビジネスについてです。本書では老後の生活を成り立たせるための目標金額を「月15万円」としています。そのためのビジネスとしていくつか載っています。
不動産ビジネス、外国人観光客相手のガイドビジネス、葬祭ビジネス、地方創生などがあげられています。

どれも気軽に始められるものではないように思いますが、これらをヒントに個々人の発送で新たなビジネスを構築していくのが良いのかなと感じました。

まとめ

45歳以上リストラが増えてきている昨今、50代になってから稼ぐ力を身に着け始めるのは遅いと思います(我が身を振り返っても)。できれば40代のうちに本書に書かれていることを身につけ、いつでも会社を辞められる準備をしておくことが良いのかなと思いました。本書では著者の人柄なのか、投資系の話には否定的でした。否定していたものにアパート経営、リート、仮想通貨があげられています。個人的にはリートがダメだったのが意外でした。これから伸びるかなと考えていたので。コツコツと働くほうが良いのですね。